住所:宮城県 気仙沼市本吉町津谷桜子74 / TEL:0226-42-2515
開山智門光祚(ちもんこうそ)
中興貫宗恒一(ちゅうこうかんじゅうこういつ)
源義経の忠臣 佐藤継信・忠信兄弟の母(藤原秀衡の妹)が開基となり、亡子の菩提を弔うため天台宗海沢山養光寺を建立しました。江戸時代元禄年間焼亡し、貫宗が中興、現宗派に改めました。
貫宗は通玄の法嗣7名中の1で、淨勝寺は通玄派下としては最も古い来歴を有します。現本堂は昭和26年の造営で、気仙沼大工中村青雲による内外の彫刻が見事です。
宗派
臨済宗妙心寺派(禅宗)
宗旨及教義
臨済宗妙心寺派(禅宗)
本山及寺院
正法山妙心寺(京都花園)を大本山とし、建武4年(1337年)花園法皇の勅願によって創建され、開山無相大師の法流は4派に分かれて、全国3400ヶ寺に広がっています。
本尊
釈迦牟尼世尊をひとしく大恩教主と仰いで尊崇し、当時は創建の因縁により観音様をおまつりしています。
経典
お釈迦様の正法をそのまま心に頂く宗旨ですから、特に経典は一定しませんが、主に般若心経、大悲呪、観音経、開甘露門、坐禅和讃、宗門安心章等をお読みします。
宗風
宗門は相続とともに禅の安心を求める同心同行であり、開山無相大師の「請うその本を務めよ」の御遺誡と、開基花園法皇の「報恩謝徳」の聖旨を体して仏法典隆を実践する教団であります。
信条
自心仏である事を固く信じて坐禅にはげみ、本当の自分にめざめ、どんな苦難にもくじけず常に脚下を照顧(みつ)めてくらしを正し、生かされている自分を感謝しつつ世のため、人のためにつくします。
檀信徒
檀信徒は花園会員として和やかに力を合わせ、社会を「心の花園」にと念じて正法をひろめるようつとめます。
宗務機関
妙心寺派宗務本所(京都市右京区花園妙心寺町)
和歌山県成道寺住職赤松弘典師が発起人となり始まった被災地復興支援「龍王プロジェクト」。
同県在住のチェーンソー彫刻家で、チェーンソーアートの世界大会「ハスクバーナ・ワールドカップ総合チャンピオン(2008)」城所ケイジ師によって塩害にあった杉を7日間かけて制作。
天より舞い降り新たに地を沈める降り龍。鎮魂、又、安楽を与える意で山号より「安養之龍」。
昇り龍は天に昇る力強さから復興、御霊を天に導く意から「淨勝之龍」と命名。
他、気仙沼市波路上地福寺など宮城、福島、岩手にて九カ寺。気仙沼市では御嶽神社、穐葉神社にても制作。
龍が4つで作られた、最も画数の多い漢字。
和歌山県紀南地方の方言で、「最も凄い」の意味で「てち」は使われます。必ず復興するという強い願いのもと付けられました。