宮城県気仙沼市の墓地、供養、婚活の相談は臨済宗妙心寺派淨勝寺へ

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無為の一言

無為の一言

  • 無為とは―

    無為とは『老子』の思想で無為自然、あるがままの意。
    仏教では因果の関係に囚われない常住不変の存在「真理」。
    私の場合は何もしないブラブラした無為な毎日からでる戯言。

  • 2019年4月26日更新 「諸行無常」

    平成も残すところあとわずかとなりました。
    いざなぎ景気から経済大国となった日本は平成にバブル全盛期を迎え、好景気に沸いたかと思えばあっという間に崩壊、さらには自然災害が毎年のように続く中、平成も終わりを迎えようとしています。
    盛者必衰の理と言うように勢い盛んもいずれは衰える。
    令和となることを機に災害もなく景気も良くなるようにと皆一様に願っている事でしょう。
    時代が変化して行く中、戦後から一本調子で景気が上がり続けた昭和を懐かしむ声はよく聞きますが、浮き沈みが激しく不安定な中で終わる平成は実に消極的な考えになってしまいます。

    「生者必滅や一切皆苦」仏教もどちらかと言うと「滅ぶ」「苦しむ」と暗いマイナスのイメージで考える方が多いかもしれません。
    しかし、決してそんな事はなく、只々時が流れ変化して行く中に生があり滅がある。
    それを縁として喜があり哀があり時に怒があれば楽もあるのです。
    個々の命ではなく、繋がっている大きな一つの命の流れと感じるところに仏性があるのでしょう。

    私が住職を務めてからのお仏様は今年で十三回忌を迎えます。
    ご遺族とは正確に言えば枕経から始まり、葬儀、四十九日忌、百ヶ日忌があり一周忌、三回忌と度々法要でお会いします。
    年月を経て段々と死から生へ、悲から慈へ「前を向いて生きていこう」と変わってゆく姿を見続けています。
    そんな姿を目の当たりにすると自然に「皆、生かされているんだな。」と感じさせられます。
    私自身まだまだ未熟なゆえに仏性など、とても感じることは出来ませんが「繋がっている大きな命の流れにご縁を頂いているんだ。」と信じて生きていきたいものです。
    「内(うち)平らかにして外(そと)成る」という平成の意味のように「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵しています。」とおっしゃられた陛下のお言葉を心から感謝し、新たな時代を迎えたいと思います。

過去の更新

有難き仏縁

早いもので入寺して十年目を迎えます。これまで皆様のご縁に支えられた十年でもありました。
振り返れば、十年の月日には多くの出会いや喜びだけでなく、同時に別れや悲しみもありました。
東日本大震災被災による突然の別れやお世話頂いた方達との惜別。
愛別離苦との言葉通り親しくなるほど別れの苦は重くのしかかります。
いくら修行や勉強をしても、この地で共に歩む住職にしか味わうことの出来ない感情であり経験です。
読経や教えを説くだけではなく仏事を通して一年後、二年後も遺族の歩みを見守り、その思いを共有し後世に伝えていくことも住職としての大切な役目であります。
「日日是好日」という禅語があります。今日という日は過ぎ去れば二度と戻って来ない掛け替えのない日であると感謝出来る素直な心。
昨年の花園研修大会で鎌倉円覚寺の管長様がお話しされていました。「死後の世界などは分からないし、未来も分からない。只、大切な方といつか会えると、明日があると信じて生きてゆくことは出来るはず。」と。
自分の好、不都合で捉えるのではなく順縁でも逆縁でも私を育ててくれた有難い仏縁だと信じて今を歩んで行きたいものです。